金色のコルダ３ 感想

ネタバレには配慮しておりますが、
好きなシリーズ故に辛口意見もあります。

えーと、１２人同時攻略終わって一段落してしまいましたが、

ざっと感想に入ります。

＜ストーリー＞
今までのコルダシリーズの中でも短めに感じます。
大会で優勝する、という目的は、プレイ前はイマイチなじめませんでしたが
プレイ後、これもありなのかな、という感じです。
今までのような主人公がひたすら練習して皆に追いつく、というシミュレーション部分よりも
恋愛部分のほうに比重が移っているようでした。
主人公が素人状態ではなく、スランプ状態からのスタートなので、技術的には今回の主人公の方が高めです。
基本となるストーリーは共通ですが、どのキャラを攻略するかによっても細かいイベントの分岐が違ってきます。
ボリュームに差が無ければ……

＜システム＞
いつもの快適設計、選択肢表示中でもセーブできるのはありがたい。
セーブデータの数は少ないという方もいらっしゃるかもしれませんが
現在の数でちょうど良いと思います。
写真機能で気になるシーンを保存できるし。

＜キャラクター＞
プレイ前は予備知識もあまり無く、寧ろどこまで嵌れるか不安でもありましたが、
いざクリアしてみると、バランスのとれたキャラクター構成だったと思います。
前作のキャラとも被らない、というのはなかなか難しいですが、それぞれの関係がもっと活かされていても良いのに、という感じで、全員良かったです。
設定上やむを得ない部分もありますが、やはり全員ＥＤ数とスチル数は揃えてほしかった。
攻略キャラの数が多くて詰め込み切れなかったのでしょうが、１２人とも個性あって魅力的なキャラクターばかりなので。

＜グラフィック＞
スチルや立ち絵はいつものクオリティで満足なのですが、
あのマエストロフィールドアニメだけはいただけない。
作画が立ち絵とかとかなり異なるようにも見えてしまって、それならば
ＭＦ専用スチルを１枚増やしてもらった方が良かったです。

＜音楽＞
前作までで出尽くした感もあり、今回は曲数が少ないように思います。
今回のアンサンブル構成とかも今までと違っていたりするし、
元ネタを新たに持ってくるのはちょっと苦しかったのでは？と。
知らない曲も割合としては多めでした。
クラシック、というベースを活かすためにも、もし次回作が出るのなら
一度取り上げたことのある曲を含めて別の形で取りこんで見るのもありだと思います。

＜総評＞
今までのコルダシリーズとは趣が若干異なります。
大会優勝目指して育成とリズムアクションゲームに励み、お目当てのキャラと恋愛ＥＤを迎えるというところです。
キャラクターさえ気に入れば好きなゲームになると思いますが、
今までのコルダシリーズとはある意味別物ととらえた方が良いかもしれません。
あと、一番勿体ないと感じたのは、難易度が下がった事。
アクション要素はいらないので、無印時代のストイックなものにしてほしかった気もします。
（その場合は難易度を選べるように）
クリア特典、もう少し見たいです。

以上、辛口意見多めになりましたが、個人的には非常に楽しめました。
先入観無いほうが楽しめるかもしれません。